夕蝉[語句情報] » 夕蝉

「夕蝉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夕蝉の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名娼満月」より 著者:夢野久作
かけながらも、この世にては露ほども御恩返しの叶わぬ情なさ。女とはかようなものかと夕蝉の、草の葉末に取りついて、心も空に泣き暮らすばかり。 ……神様、仏様の御恩....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
二人雨をついて走る。首尾の松の釣船《つりぶね》涼しく椎木屋敷《しいのきやしき》の夕蝉《ゆうせみ》(中巻第五図)に秋は早くも立初《たちそ》め、榧寺《かやでら》の高....