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「外の面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外の面の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蠅男」より 著者:海野十三
はプンプンしていた。 「おお、あれは鴨下ドクトルじゃないか」 と正木署長は、意外の面持だった。 「儂を知らんか、知っとる奴が居るはずやぞ。もっと豪い人間を出せ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
御承知の通り、この国はあまり大きな国ではありません。 信濃、越後等の八百方里内外の面積を有する、それと並び立つ時には、僅かに三十五方里を有するに過ぎないこの国....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
集まって、品調べにかかっている。太夫連は、やはりどれも日本人、少なくとも東洋人以外の面《かお》ぶれは見えないのに、別に補助として参加する従来の女軽業の重なる連中....
鐘ヶ淵」より 著者:岡本綺堂
る者に取らせろと将軍は言った。その米は四百俵あったという。こうして、坂入半七は意外の面目をほどこした上に、意外の恩賞にあずかったので、その以来、御徒士組の者は競....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
き謎なり さらば、母なる我の 子をおもう母のこころを 語りてもみん 折から東京の外の面は秋雨 うすら冷たく庭草の濡れそぼつなか 眼に入るは、つわぶきの花の黄のい....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
に三味線、紅提灯に電灯。切支丹伴天連の南蛮趣味。 春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕べ 歎けとて今はた目白僧園の夕べの鐘も鳴りいでにけむ 鐸鳴....