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「外伝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外伝の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《しず》む、見れば石なり。他日これを射たが入る能わずとあるを本拠とするが、『韓詩
外伝』に〈楚|熊渠子《ゆうきょし》夜行きて寝石を見る、以て伏虎と為し、弓を彎《ひ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》というからきっと羊で狗であるまいと対《こた》えたから桓子感服したとある。『韓詩
外伝』には魯哀公井を穿たしむるに一生羊を得、公祝をしてこれを鼓舞して上天せしめん....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
立つる事あり、殊に時刻を告ぐる事大事大切なりとあるので分る。鶏の五徳とは、『韓詩
外伝』に、頭に冠を戴くは文なり。足に距《けづめ》を持つは武なり。敵前に敢《あ》え....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
が脱線する」と。これは本来極めて注意すべきことで、伝記の名前は列伝、自伝、内伝、
外伝、別伝、家伝、小伝などとずいぶん蒼蝿いほどたくさんあるが、惜しいかな皆合わな....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
林様の邸内の、奥まった部屋で館林様は、女勘助や神道徳次郎や、紫紐丹左衛門や鼠小僧
外伝や、火柱夜叉丸や稲葉小僧新助などと、酒宴をしながら話していた。 「やくざな奴....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
と戸を打った。すぐに中から声がした。 「かかる深夜に何人でござるな?」 「鼠小僧
外伝だよ」 つづいて六部が忍ぶようにいった。 「俺は火柱夜叉丸だ」 例によっ....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
というものがあって、これにかかると練達の士でも意外に不覚を取るものである。剣道の
外伝にも寝業はある。同じく迂濶にかかろうものなら、同じく不覚を取るものであった。....