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「外典〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外典の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
たのは、全くこの不快に動かされての所為《しょい》である。 最後に、内供は、内典外典《ないてんげてん》の中に、自分と同じような鼻のある人物を見出して、せめても幾....
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
直に世人がどういうものだと解することが出来るほど一般に知られていたのである。内典外典というが如く、げほうは外法で、外道というが如く仏法でない法の義であろうか。何....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
輔仁の『本草和名』、丹波|雅忠の『医略抄』、宝永中に印行せられた具平親王の『弘決外典抄』の数種を存するに過ぎない。具平親王の書は本字類に属して、此に算すべきでは....
十二支考」より 著者:南方熊楠
記』に、寺の児童小鳥飼う事は大失《たいしつ》なくとも一切停止す、鶏と犬は免ず、内外典中その徳を多く説けり。鶏に五徳あり、あるいはその家の吉凶を告ぐ、また真言宗に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
大衆という文字を、一途《いちず》に坊さんの方へばかり引きつけていたのがよくない。外典《げてん》のうちに、つまり漢籍のうちにも、この大衆という文字はないことはなか....
死者の書」より 著者:折口信夫
いた。 其からと言うものは、来る日もくる日も、此元興寺の縁起文を手写した。内典・外典其上に又、大日本びとなる父の書いた文。指から腕、腕から胸、胸から又心へ、沁み....
親鸞」より 著者:三木清
は、幾多の書からの引用文から成っている観のある『教行信証』に引用されている唯一の外典である。このことは親鸞がいかに論語を重んじていたかを示すものであろう。したが....