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外務
「外務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外務の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
ってみた。
「はい今夜は御宴会が二つばかりございましてね。でも浜の方《かた》でも
外務省の夜会にいらっしゃる方もございますから、たんと込み合いはいたしますまいけれ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
白川宮の各宮邸、東久邇宮鳥居坂御殿、李鍵公御殿などが災厄を受け、 公共施設では
外務省、海軍省、運輸省、大審院、控訴院、特許局、日本赤十字社の一部ないし大部の焼....
「海底大陸」より 著者:海野十三
見せた。 「そんなことはありません。失礼のないように十分に心がけます。わたし――
外務大臣ランタの名誉にかけてちかいます」 「そうですか。そんならいいのです」 ....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
。それで近頃イギリスの官憲が斯ういう独逸人を間諜じゃないのかと疑い出し、我が国の
外務省も気兼ねをしながら、印度入りの旅券を下附してくれますが、イギリスの領事館で....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
悲壮な場面で、この場が最も好評を博していたのであるが、興行の中途で朝鮮公使館から
外務省にむかって抗議を提出した。歴史上の事実はともあれ、自国の王妃王子が捕虜とな....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の教師古川常一郎の義弟であったからなお更|益々交誼を厚くした。その後間もなく西が
外務の留学生となって渡支してからも山海数千里を距てて二人は片時も往復の書信を絶や....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
ェが来た時、二葉亭が一枚会合に加わっていたらドウだったろう。あの会合は本尊が私設
外務大臣で、双方が探り合いのダンマリのようなもんだったから、結局が百日鬘と青隈の....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
自分らが注意深く集めた情報が無視されたのを知った。エセックスが、ほとんど代行的な
外務大臣の地位を占める形になったのである。いろいろの大使たち――トオマス・ボドレ....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
、市村、千歳の三座かけ持ちにて出勤。 ○四月二十六日より四日間、麻布鳥居坂の井上
外務大臣邸において演劇天覧あり。在京の主なる俳優は殆ど全部出演し、わが劇界空前の....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
わきまえざるものといわなければなりません。さらに、選挙違反の疑い濃厚な者が一国の
外務大臣となり、一国の総理大臣が懲罰委員会にかけられておるという現実を見て、これ....
「鳩つかひ」より 著者:大倉燁子
についてのお話をうかがいましょうか」 「天華堂さんから聞いたのですが、杉山さんは
外務省でも評判のいい方だそうですの、美男子で、手腕家で、お家柄もいいというので―....
「魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
女とこっちは蔑視んで帰りました。それは公高が八才の時のことです。 その年の秋、
外務省からシャム国へ派遣される夫に従いて私も行きました。帰ってみると僅半年ばかり....
「情鬼」より 著者:大倉燁子
う云って、何故か久子さんはちょっと顔を赤くした。 「秘書官? と仰しゃるとやはり
外務省の方でございますね?」 「いいえ。兄個人のですから
外務省とは全然関係ござい....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
定が常識となっていたことであるのを忘れてはならぬ。第一次欧州大戦勃発当時の如きは
外務省は参謀本部よりベルギーの中立侵犯を通報せらるるに止まる有様であり、また当時....
「魯迅さん」より 著者:内山完造
海で小報という小型新聞があって、それが魯迅をさかんに攻撃する。内山完造は、日本の
外務省の最高のスパイだ。あいつの月給は五十万円、一年の機密費は五百万円。必要に応....