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外国
「外国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
作ったり、教科書を編《あ》んだり、御前《ごぜん》講演の添削《てんさく》をしたり、
外国の新聞記事を翻訳《ほんやく》したり、――そう云うことも時々はやらなければなら....
「カルメン」より 著者:芥川竜之介
。
次の幕も僕等には退屈だった。しかし僕等が席についてまだ五分とたたないうちに
外国人が五六人ちょうど僕等の正面に当る向う側のボックスへはいって来た。しかも彼等....
「文放古」より 著者:芥川竜之介
したちの受けているのは自活に縁《えん》のない教育じゃないの? あたしたちの習った
外国語じゃ家庭教師も勤《つと》まらないし、あたしたちの習った編物《あみもの》じゃ....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
は時々日本よりも仏蘭西《フランス》に住もうかと思うことがある。」
「それは誰でも
外国人はいつか一度は幻滅《げんめつ》するね。ヘルンでも晩年はそうだったんだろう。....
「松江印象記」より 著者:芥川竜之介
うるのが後進たる小都市の特権である。東京市民が現に腐心しつつあるものは、しばしば
外国の旅客に嗤笑《ししょう》せらるる小人《ピグミイ》の銅像を建設することでもない....
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
は、最も賢明な処置だと思いますよ。」
「それは、また何故《なぜ》でしょう。」
「
外国から輸入される書物や絵を、一々これにかけて見て、無価値な物は、絶対に輸入を禁....
「葱」より 著者:芥川竜之介
廻すようになっている。
ある夏の午後、お松さんの持ち場の卓子《テエブル》にいた
外国語学校の生徒らしいのが、巻煙草《まきたばこ》を一本|啣《くわ》えながら、燐寸....
「少年」より 著者:芥川竜之介
に慇懃《いんぎん》に神を教えるのである。あるいはそれでも知らぬ顔をすると、今度は
外国語の授業料の代りに信仰を売ることを勧《すす》めるのである。殊に少年や少女など....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
するのだった。
将軍を始め軍司令部や、兵站監部《へいたんかんぶ》の将校たちは、
外国の従軍武官たちと、その後《うしろ》の小高い土地に、ずらりと椅子《いす》を並べ....
「或る女」より 著者:有島武郎
や》の中は、ことさら湿《しと》りが強く来るように思えた。葉子は居留地のほうにある
外国人相手の洋服屋や小間物屋などを呼び寄せて、思いきったぜいたくな買い物をした。....
「或る女」より 著者:有島武郎
動くたびごとに仙人《せんにん》じみた香を漂わした。その香をかぐと、ともするとまだ
外国にいるのではないかと思われるような旅心が一気にくだけて、自分はもう確かに日本....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
、慈悲とか言ったような、優さしい女性式の天狗は、あまりこの国には現われず、大部分
外国の方へ行って了っているようでございます。西洋の人が申す天使――あれにはいろい....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
こ、君の部屋は?」と尋ね返した。 僕等は親友のように肩を並べ、静かに話している
外国人たちの中を僕の部屋へ帰って行った。彼は僕の部屋へ来ると、鏡を後ろにして腰を....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
しかし、いつの世にでも、日本での発見はそのまま世界の発見であり、詩や歌のごとく、
外国語に訳するの要もない。 これらの理由により、科学者たらんとする者のために、....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
抑え、肥料は自由販売として、日本の農民には高い肥料を売りつけ、安い米を買い上げ、
外国には安い肥料を売って、高い米を輸入しているのであります。一体だれのための農政....