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「外土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外土の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
光と風と夢」より 著者:中島敦
や、この寓話《ぐうわ》など、作者の最も好きなものだ。南海を舞台にした話だから、案外土人達も喜ぶかも知れない。之で愈々《いよいよ》私は彼等のツシタラ(物語の語り手....
古狢」より 著者:泉鏡花
膃肭臍に似て、ニタニタと顕われた。廓の美人で顔がきく。この権ちゃんが顕われると、外土間に出張った縁台に腰を掛けるのに――市が立つと土足で糶上るのだからと、お町が....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
を指して寄せて来た。 二人は驚いて立ち止まり、その一団の人数を見ると、意外も意外土人酋長オンコッコの率いる軍勢であった。 その時、ワーッと鬨の声が、今来た方....
寒中滞岳記」より 著者:野中至
、往々|身体《しんたい》の健康を傷《そこな》いて失敗するものあり、いわんや海の内外土地の開《かい》未開《みかい》を問わず、その故郷を離れて遠く移住せんと欲するも....
三の酉」より 著者:久保田万太郎
、赤坂のおさわさんといえば、あゝ、あの…… ――浮気もの……というんでしょう、外土地の、あたしの逢ったことのない人まで…… ――という話だね。 ――どうし....
雷門以北」より 著者:久保田万太郎
、油屋だの、質屋だの、薬屋だの、写真屋(これは手近に「公園」をもっているからで、外土地にはざらにそうない商売だろう)だの、でなければ大工だの、仕事師だの、飾り屋....