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「外城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外城の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
ず内城に退いた。李如松楊元等は普通門より、李如柏は合毬門より、張世爵は七星門より外城に進入した。此時牡丹台を行長の士小西|末郷、鎮信の士松浦源次郎の同勢固めて居....
北京・青島・村落」より 著者:豊島与志雄
る都市は支那全土にない。 地図を見ればすぐに分ることであるが、北京は内城地域と外城地域とからなり、内城の中央に、その六分の一に当る広さの旧皇城がある。そして旧....
新撰組」より 著者:服部之総
その領袖は藩校の国学教師|有馬新七《ありましんしち》、無数の糸で町人身分と連がる外城郷士達が組織されていた。 寺田屋事変前後彼らはすべて脱藩してその限りで「浪....
三国志」より 著者:吉川英治
嘆く者のことばが不思議なくらいである。 けれど。 二十里の野外、そこに連なる外城の壁からもし一歩出てみるならば、秋は更けて、木も草も枯れ、いたずらに高き城壁....
三国志」より 著者:吉川英治
雲を仰ぐと、なるほど、その日の太陽には、虹色の環がかかっていた。 やがて長安の外城を通り、市街へ進み入ると、民衆は軒を下ろし、道にかがまり、頭をうごかす者もな....
三国志」より 著者:吉川英治
ず将士の先頭に立った。 しかし、審配は毅然として、防禦の采配を揮った。ために、外城の門は陥ちたが内城の壁門は依然として固く、さしもの曹操をして、 「まだかつて....
三国志」より 著者:吉川英治
だきである。人はみな酔っていた。まだ明けきらぬ暁闇の空には、白い朝の月があった。外城門まで出ると、玄徳は、車を押す者や、供の武士たちをかえりみ、 「あの森の中に....