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「外寇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外寇の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
。 こうしていずれも同じ運命となった。 それは恐怖の夜であった。かつて一度も外寇を受けない、信玄治下の甲府城下は、思いもよらない悪病のために、苛まれなければ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
船打ち払い等これあり、公辺においてもいよいよ攘夷御決定との趣にも相聞こえ、内乱|外寇何時相発し候儀も計りがたき時節に候。木曾の儀、辺土とは申しながら街道筋にこれ....
石狩川」より 著者:本庄陸男
は、植え移さなければならぬ過剰人口があった。アイヌの遊牧にまかせていたこの島は、外寇《がいこう》と植民の足だまりになるよう立てなおさなければならない。そういう地....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
(訳者注 専制君主の所謂)は外敵である。専制が人の精神的国境を侵すのは、あたかも外寇《がいこう》が地理上の国境を侵すと同じである。暴君を追うもイギリス人を追うも....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
の幸運な位置とその法律及び政府の優秀性とによって、我国は他のいずれの国よりも内乱外寇から免れている。そして、かかる事情の下において、我国をして、その供給という如....
革命の研究」より 著者:大杉栄
な愛国者であるが、しかし経済問題には少しも大胆でないダントンであった。彼は実に、外寇を斥けるためには、立憲君主とも妥協し、ブルジョワ地主に圧迫されている農民とも....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
れるのが 術で、誰がその術に手を著けましょう。 一寸考えて御覧なさい。疆を侵した外寇の海嘯に、 土地も人民も溺れた、あの驚怖時代に、 どんなにか不本意には思って....