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外延
「外延〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外延の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
一 序 説
二 「いき」の内包的構造
三 「いき」の
外延的構造
四 「いき」の自然的表現
五 「いき」の芸術的表....
「語られざる哲学」より 著者:三木清
のものを認識せずには措《お》かない。すなわち一は知的認識にして他は意的認識、一は
外延的にして他は内向的である。心理学者が具体的な意識現象を抽象的に分析して認識し....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
という言語を拡大して、こんな風にまで広茫《こうぼう》とひろげて行ったら、遂に詩の
外延は無限に達し、内容のない空無の中でノンセンスとして消滅せねばならないだろう。....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
身十分に意義を有している。しかしそれというのも、婦人作家たちが、外的世界に対して
外延的な視力をもち合わさず、唯内側の狭い女心に執し、文学の香気や個性に立てこもっ....
「デカルト哲学について」より 著者:西田幾多郎
論理と実在の考の上に出なかった。我々の自己自身の実在を考える論理は、我々の自己を
外延として含む一般者の論理でなければならない(私のいわゆる場所的論理)。カントの....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
時間乃至空間を一般的に云うならば、観念的であるにせよ現実的であるにせよ何か一般に
外延的なるものにぞくすることを、夫は意味するに外ならない。この
外延的なるもの――....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
もなく、又物質やエネルギーを生ぜしめたり消滅せしめたりするような物理的・化学的な
外延量であり、そしてそこにこそ初めてこの生気説の困難があったのだが、ドリーシュの....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
有機体の合目的性・自律性・を証明する。何故ならエンテレヒーは、物理的・化学的・な
外延量ではないので、自然的因果性――それは合目的性の反対物である――からは独立自....
「日月様」より 著者:坂口安吾
破るのも敏感なものよ」 話しだすと、先刻までの押し黙った陰鬱さは薄れて、女は案
外延び延びと気楽であった。 然し、私には、どうも解せなかった。病院へ麻薬を持っ....
「物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
ことは出来ない」。吾々はこのように部分の表象が全体の表象を基けそれに先立つものを
外延量と呼ぶ。それ故空間はかかる
外延量に外ならない。直観の公理の「原理」に従えば....
「範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
をいう。私は仮に之を「存在」と名づけてよいであろう。但しそれは存在論的なるものと
外延の上で一致を示すのではない。そこで私はこれから「存在」に於て何が存在論的範疇....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
曲線。商品の利用の最大の法則 要目 七一 部分的需要曲線の出発点を決定する事情。
外延利用。七二 傾斜と到達点を決定する事情。強度利用。七三 所有量の影響。七四 ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
存していると思うが、ついまだ自分は訪れてみない。 次に有名なものでは、 小倉市
外延命寺山の碑 熊本市外弓削村の武蔵塚 の二ヵ所である。碑として数えられるのは....