外敵[語句情報] » 外敵

「外敵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外敵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
冬の蠅」より 著者:梶井基次郎
た夏の頃のように猛《たけ》だけしい蠅捕り蜘蛛がやって来るのでもなかった。そうした外敵からは彼らは安全であったと言えるのである。しかし毎日たいてい二匹宛ほどの彼ら....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
為である事は疑いを容《い》れない。国家の最も憂うる処《ところ》は、貧乏でもない、外敵でもない、宏大な官庁が無い事でもない、狭軌鉄道が広軌鉄道にならぬ事でもない、....
仇討禁止令」より 著者:菊池寛
兵の侵入を受けたのは、長曾我部元親以来、これが二度目である。 高松藩の上下は、外敵の侵入に混乱し、人心恟々として、毎日のように城中で評定が行われた。 帰順か....
三十年後の東京」より 著者:海野十三
よ」 「そんなものができたんですか。航空路でもいけるんでしょう」 「空中旅行は、外敵の攻撃を受ける危険がありますからね。この地下鉄の方が安全なんです。なにしろ巨....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
かし博士は謙遜されて申されます。怪力線はほんのお手伝いをしたのに過ぎない。本当に外敵を撃退し得た力は、伝統を誇るわが陸海軍々人の勇敢なる戦闘力と、その背後に控え....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
よ」 「そんなものができたんですか。航空路でもいけるんでしょう」 「空中旅行は、外敵《がいてき》の攻撃を受ける危険がありますからね。この地下鉄の方が安全なんです....
地球要塞」より 著者:海野十三
ならないからである。人間なら、誰も彼も、こうした機械群をうけもつ。そうしないと、外敵の侵略を喰い止めるに充分な、科学的防備力を発揮することが出来ない。 私はオ....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
、それがまず気にかかる。 極楽生活は、飲食にも困らないし、着るものも充分だし、外敵の侵入の心配もなし、すべて充分だらけであるが、只一つ困ったことには、来る日来....
火星兵団」より 著者:海野十三
もそれに耳をかす者がいなかった。やむなく博士は、他人をたのみにせず、自分ひとりで外敵にあたろうと、決心したのであった。 博士のながいあいだの苦労が、今ここに実....
東京要塞」より 著者:海野十三
もちろん軍部をはじめ諸官省や諸機関においては、最大の注意力を傾けて、この恐るべき外敵の攻撃を防ぐことを考えている。しかしそれには、敵の手にどんな武器が握られてい....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
る。 「……俺達の国は神聖だ。俺達の国土は穢れていない。俺達の国土はかつて一度も外敵に襲われたことはない。……俺達の国は金持ちだ。黄金、真珠、輝瀝青、それから小....
二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
静な理智の判断を忘れたる現代に特異の病弊である。 四 由来国軍は外敵に対して我が国土を防衛する任務を課せられて、国軍あるが為めに国民は自ら武器を....
余齢初旅」より 著者:上村松園
また次の門がある。幾つもの門をくぐってやっと主人の居間に達する。支那の富豪たちが外敵に対してどれほど深い用心をしているかが、これをみただけでもよくわかる気がする....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
た数隻のスペイン商船、そればかりか、莫大の費用を要したのみならず、イングランドを外敵侵略の危険に晒したという彼のお手がらの申開きをしてくれるものだった。エリザベ....
『火星兵団』の作者の言葉」より 著者:海野十三
の民族よりも進んで勉強し、地球全体の中から選ばれた第一線民族として、宇宙から来る外敵に対して、いさましく立上らねばならないのです。われわれの科学研究の目標は、こ....