外来語[語句情報] » 外来語

「外来語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外来語の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
、猴の和名マシラはこれから出たのかと思わる。 本来サルなる邦名あるにマシラなる外来語をしばしば用いるに及んだは、仏教|弘通《ぐつう》の勢力に因ったがもちろんな....
外来語所感」より 著者:九鬼周造
外来語所感 九鬼周造 ついこの間のことである。私はあるところで「こよみ」を見せ....
伝統と進取」より 著者:九鬼周造
構造』を書いた頃はマルクス主義全盛の頃で、私は四面楚歌の感があった。数年経って「外来語所感」を発表したこのごろは、外囲の事情が全く反対になってしまって、ある読者....
今日の文章」より 著者:宮本百合子
もある。果して、現実の可能の多い方法であろうか。日本というものの独自性の或る面、外来語でも何でもいつしか自国語にしてしまって、便利なように訛りさえして、日常の便....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
たのである。 今日の映画女優やレビュー・ガールの支持者に対しては、ファンという外来語をあたえられているが、その当時の娘義太夫支持者に対しては、ドウスル連という....
ハイカラ考」より 著者:木村荘八
なみにカラーを引張って云ったものである。 ハイカラにかぎらず、これは何によらず外来語が「日本語」に生れ代るな発音で云われる間は、まだまだ日本のものではない。こ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
やや弘く、ダンスまたはダンシと謂っており、或いは率直にオマルという所もある。団が外来語なることはよくわかるが、その意味が形の丸いところから来ていることは、もうダ....