外柔内剛[語句情報] » 外柔内剛

「外柔内剛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外柔内剛の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自警録」より 著者:新渡戸稲造
第五章 心強くなる工夫 同病相憐むに出でたる余の気弱《きよわ》 前章に僕は外柔内剛《がいじゅうないごう》につき少しく述べたが、内剛については所説のいまだ竭....
可能性の文学」より 著者:織田作之助
いが、例えば私が太宰治や坂口安吾とルパンで別れて宿舎に帰り、この雑誌のN氏という外柔内剛の編輯者の「朝までに書かせてみせる」という眼におそれを成して、可能性の文....
茶粥の記」より 著者:矢田津世子
てみると実に柔らかなんだ。コリコリと……そのくせ、こいつが舌の上でとろけていく。外柔内剛、いや外剛内柔か。あれが鮑の中の鮑でさ」 良人の話はだんだん熱をおびて....
良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
は世間欲がだんだんに清掃されていった証拠であると見てよいのではないか。 畢竟は外柔内剛の完成である。すべてよき芸術は、外柔内剛と決っているからである。これに反....
三国志」より 著者:吉川英治
やあのお方は、青年時代、ひどく風流子のようにいわれ過ぎていたが、どうしてどうして外柔内剛です。これから戦場に臨んでみたら、いよいよその本質が発揮されるでしょう」....