外相[語句情報] »
外相
「外相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外相の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ュースの連発である。ゲッペルス宣伝相は自殺したとソ連は発表した。リッペントロップ
外相とゲーリング元大ドイツ元帥のことはすこしも出て来ない。ヒムラー内相のことはデ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
国の対外政策、外交を景気づけるために非常時非常時という掛け声を掛けていた処、広田
外相が出て来て云う処によると、こういう掛け声は実は広田外交にケチをつけることにし....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
て現われたものだろう。何か相当決定的な世相の変化がここにはあったのだ。 広田前
外相は議会で、私の在職中は戦争はなかろうと思うと断言している。なる程北鉄交渉は円....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
くい隅の卓子へつく。 それから朝飯の盆に載って部屋へくる新聞を見ると、片眼鏡の
外相オウステン・チャンバレンの夫人もこの Hotel de Paris に泊って....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
襯衣を着た世紀の怪物」を、一瞬間でも邪魔することなしに、彼を、彼の大好きな首相、
外相、飛行大臣、拓殖大臣等々々の七つの大臣椅子の上に、彼の讃美者に取り巻かせたま....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
そこで二万銭の賞金を懸けて二人の自衛団が危険を冒してやっとこさと垣根を越えて、内
外相応じて一斉に闖入し、阿Qを抓み出して廟の外の機関銃の左側に引据えた。その時彼....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
うど新宿に三越支店が乗り出して来た秋であった。当時支那は張作霖の全盛時代で、幣原
外相の軟弱外交に足下を見透かされてか、日本人は至るところで馬鹿にされていた。私が....
「触覚の世界」より 著者:高村光太郎
君をつかまえるという時、其れは君の裸をつかまえるという事を意味する。人間同志は案
外相互の裸を知らないものである。実に荷に余るほどのものを沢山着込んで生きている。....
「外務大臣の死」より 著者:小酒井不木
例があるものでしょうか?」と私はたずねた。 「沢山あります。一昨年問題となったD
外相暗殺事件もその一例です」 私の頭の中に、一昨年九月二十一日の夜に起った外務....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
自国の利益を計りながら各国使臣の間に嶄然頭角をあらわし、尊敬のマトとなった。仏国
外相のタレーランの如きは、もっとも彼を敬重し、何彼と好意を寄せた。 彼の堂々た....
「妖怪学」より 著者:井上円了
遊ぶによると解釈せり。これを一身重我説と名づく。重我とは、我に二重の体ありて、内
外相合してこの一身を成立するを義とし、昼間は二種の我相合して作用を現し、夜間はそ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
行と別れて神戸へ行き、神戸から乗船して大連を経て入露の行程に上った。その途上小村
外相の帰朝を大連に、駐日露国大使マレウイチの来任を哈爾賓に迎えて各々意見を交換し....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
い生活が意に満たないで、不満のある度に一々英国公使に訴え、公使がまた一々取次いで
外相井侯に苦情を持込むので、テオドラ嬢の父は事毎に
外相からの内諭で娘の意を嚮える....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
に行政協定の根本的改訂に、最大の努力をなさねばならぬにかかわらず、吉田総理、岡崎
外相は、その都度外交と称せられる、アメリカ追従外交を展開し、日本国家の主体性を没....
「近衛内閣の常識性」より 著者:戸坂潤
るに足るだけの貫禄があるとも見られている。自分に大臣経歴をつけるのが目的で、広田
外相に首相の椅子を譲るために出馬したのだとも云われている。之は多分にその名門と関....