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外表
「外表〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外表の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道草」より 著者:夏目漱石
とはしなかった。感傷的《センチメンタル》な気分に支配されやすいくせに、彼は決して
外表的《デモンストラチーヴ》になれない男であった。 細君の眼は突然|平生《へい....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
の記述は前の記述と重複するところが少なくないのであるが、この紳士の死状、その他の
外表的徴候は、ずっと後までもこの事件と、呉井嬢次と名乗る怪少年に関する重大な秘密....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
定書 二通
(三)熊沢光子遺書 二通
(四)大泉記録中
外表
検査鑑定書 四通
(五)宮本記録中 総目録 ....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
、ただ、今迄とはちがって、兎に角「表へ出る。」――所謂社会的な地位のある人は、案
外表へ出ることを嫌う。そこを衝いてみる必要がある――阿部も伴もその事を考えていた....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
へと下降しつつある。このあり様は見るに忍びない。内容の重きに注意せざる者は、勢い
外表のデザインのみに走る。 * 要求する食物に不味いものなしだから腹....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
間の趨勢を見ては、愈※彼自身の向う道も、胸底に決していたに違いない。それは名利の
外表に浮び出ようとするよりも、さらに潜心的になって「道」への究明に没して行ったこ....