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外貨
「外貨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外貨の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
賢察が願いたい――衣も足り、食も足り、懐ろ工合の方も、当節は異人館出入りのために
外貨獲得てやつが成功いたしやして、至極豊かでござりやす、かくて最後に来《きた》る....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、ねえ。コレット婆さんなんかやっぱりパリで、おしゃれの店出して、それがフランスの
外貨カクトク法だからとモードこしらえているのかしら。 この頃深く感じるのですが....
「インテリの感傷」より 著者:坂口安吾
級がなくなろうと、なくなるまいと、貿易に依存せずに、日本がどうなるものでもない。
外貨を獲得することだ。貧弱な物資でヤリクリを上手に、合理化してもタカが知れており....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
学者、江戸文学素人大家等々、甚だ賑やかな人物である。彼は戦争前も戦争後も一貫して
外貨カクトクの貿易用織物以外は絶対に作らぬという意地を通している。貿易が杜絶えて....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
めることとなり、またもし、間接税の制度によって、労働の一般価格が騰貴し、しかも内
外貨物に対する戻税があり、植民地生産物が豊富であり、また価格の騰貴により外国の需....
「エキゾチックな港街」より 著者:小野佐世男
でも結構相手にしますよ。盛りの時は、キャバレーなんかよりつけられませんな、何しろ
外貨獲得で一生懸命でしたもの、日本人なんか相手にしませんでしたよ。しかしこの頃は....