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外郎
「外郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
は字を景盧といい、もちろん幼にして学を好み、紹興の中年に詞科に挙げられて、左司員
外郎に累進しました。彼が金に使いした時に、敵国に対するの礼を用いたので、大いに金....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
に小田原の町へ乗込んでいて、お角がまだ床を離れない時分に、早くも八棟《やむね》の
外郎《ういろう》に、すました面《かお》で姿を見せたのがそれです。 この男が、南....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
山《てきざん》とを題とせる詩を作ったことは文明十二年の日記に見え、永正三年には陳
外郎から和韻を求められてこれを書し与えたとあり、同六年には雲谷の書いた北野天神の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
お母さんがおっしゃり私もその心持です。いろいろ、お味噌だの、かきもちだの草餅だの
外郎《ういろう》だの小さいすりこぎだの頂いてかえるの。私を可愛がってくれた祖母が....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
もって称された、晋の杜預の後胤であった。曾祖の依芸は鞏県の令、祖父の審言は膳部員
外郎であった。審言は一流の大詩人で、沈※期、宋之門と名を争い、初唐の詩壇の花形で....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
重、出来合の安塗、朱に黒く釘貫の紋、取ったとて何んとなろう。中の薬とても小田原の
外郎、天下どこにもある品を、何んでおぬしは抜き取った」 「いえいえ、全く覚えの無....