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「外食券〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外食券の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
播州平野」より 著者:宮本百合子
気のこもった気持で、翌日ひろ子は街道をあちこち歩いて、移動の手続きをしたり、旅行外食券に代えたりした。 四 運よく、その列車の中でひろ子は座席....
風知草」より 著者:宮本百合子
をきて、帽子のないいが栗頭に、前年の冬はいていたひろ子の手縫いの草色足袋をはき、外食券食堂で買った飯を新聞紙にぶちまけたのをたべたべ、重吉は一人で網走から東京ま....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
その生活が始まって見ると、様々な問題が起った。第一食事はその若い人々が、自弁で、外食券で、食べなければならない。外食券の食事が、どんな実質のものかということは、....
淪落」より 著者:林芙美子
ちのきれいな男だつた。栗山と話していると何となくわたしは気持ちがよかつた。栗山は外食券でごはんを食べているので、たまには家庭の飯がたべたいと云うので、或日、わた....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ペンさんは十月二日におよめに行くから一緒に一度御飯たべようと思い、しかしこの頃は外食券がないと御飯たべられないのですって。そこでペンさんの家へゆき、おかずを私が....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
床几が並んで居ります、ホーレン草の入った雑炊売るのね。附近の人は大助りでしょう。外食券なしで買えるし、食べさせるのですから。いずれはうちも十一時までだから十時半....
艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
屋 見番の骨ばかり出来あかざ草 下肥の匂ひこれが東京柳橋 おごりなら泊るあしたは外食券 入口は喫茶、小待合は奥 三味線は郊外《こうがい》できくものになり 帰りが....