多とする[語句情報] » 多とする

「多とする〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

多とするの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弓町より」より 著者:石川啄木
最初の哲学の萌芽であると思う。そうしてそれがすべての方面に実行を伴っていたことを多とする。哲学の実行という以外に我々の生存には意義がない。詩がその時代の言語を採....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
んで恐れざる神戸牧師の勇を称え、尚被告の為めに献身的努力を惜まざりし能勢氏の労を多とすると共に、支倉が苦闘八年遂に第二審の判決に至らしめず、疑いを千古に残して自....
二科会その他」より 著者:寺田寅彦
でも見るようで、絵としての感興が沸いて来ない。氏はいつでも頭で絵を描いているのを多とするが、しかし頭と心臓と両方が出ないとどこか物足りない。 龍子氏ももう少し....
」より 著者:カフカフランツ
だ。 「橋亭宿泊中の測量技師殿。あなたがこれまでに実施された測量の仕事は、小生の多とするところであります。助手たちの仕事も賞讃すべきものであり、あなたは彼らをよ....