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「多士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

多士の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近世快人伝」より 著者:夢野久作
ると頭山満が大将株で奈良原到、進藤喜平太、大原|義剛、月成勲、宮川太一郎なぞいう多士済々たるものがあったが、この風聞に就いて種々凝議した結果、とにも角にも頭山と....
正雪の遺書」より 著者:国枝史郎
一人もないということは確かな事実でございます。即ち一方の旗頭たる者は、済々として多士ではございますが、将帥の器を備えている者は、全然皆無なのでございます。正雪、....
ヒウザン会とパンの会」より 著者:高村光太郎
灰一色のアカデミズムにあきたらぬ連中の息抜き場であった。 琅※洞を本拠として、多士済々、大体三つのグルウプに分れ、中でも一番勢力のあったのは岸田劉生及その友人....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
屹っ立てる、後者の裕容迫らざるところ、よく似ている。あわれ、日本アルプスの重鎮、多士済々の穂高には、さすがの槍も三舎を避けねばなるまい、彼は穂高に対し、僅かにこ....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
、山県大弐の勤王学者、絵師英一蝶、「絵島生島」の生島新五郎、侠客小金井小次郎など多士多彩だ。しかしこれらの流罪名士の中の英雄はなんといっても源為朝であろう。わた....
三国志」より 著者:吉川英治
、楽進、李典、徐晃などの勇将はみな校尉に叙せられ、許※、典韋は都尉に挙げられた。多士済々、曹操の権威は、自ら八|荒にふるった。 彼の出入には、常に、鉄甲の精兵....
三国志」より 著者:吉川英治
「禰衡とやら、なんで人間がいないというか、天地間はおろか、この閣中に於てすら、多士|済々たる予の麾下の士が眼に見えぬか」と、彼も、大音でいった。 禰衡は、か....
三国志」より 著者:吉川英治
、呂義、霍峻、※芝、孟達、楊洪あたりの人々でも、それぞれ有能な人材であり、まさに多士済々の盛観であった。 「自分が国を持ったからには、それらの将軍たちにも、田宅....