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「多肉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

多肉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
の上気した肌の羞恥を、そのまま大根のむっちりした肉つきに感じるのはこの時で、あの多肉根が持つなだらかな線と、いたいたしいまでの肌の白さと、抽き立てのみずみずしさ....
高原」より 著者:寺田寅彦
花である。桃色|珊瑚ででも彫刻したようで、しかもそれよりももっと潤沢と生気のある多肉性の花弁、その中に王冠の形をした環状の台座のようなものがあり、周囲には純白で....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
Tresus Nattalii Cornad. である。この介の一端から突出した多肉な水管にミルが寄生し、その状あたかもこの介がミルを食いつつあるように見えるの....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
となり、その上方の小孔《しょうこう》より黒色の種子が出る。 地中に直下する根は多肉《たにく》で、桔梗根《ききょうこん》と称し※痰剤《きょたんざい》となるので、....