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「多面性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

多面性の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
《むし》ろ廬山《ろざん》の峯々《みねみね》のように、種々の立ち場から鑑賞され得る多面性を具えているのであろう。 古典 古典の作者の幸福なる所以《ゆえ....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
して、と身近な同感で随筆も読まれるということは、一応は一人の婦人芸術家のゆたかな多面性のようではあるが、文学の現実としてみれば、歌にある情緒の型と随筆評論のうち....
一九四六年の文壇」より 著者:宮本百合子
ためには、これこれの問題があると、しっくり会得できるというふうな意味での客観的な多面性又啓蒙性を示したものではありませんでした。小田切さんは小田切さんでいいたい....
文学について」より 著者:宮本百合子
宮本百合子の作品は大衆によまれていない。書記長は三行以上よめない。階級性がなくて多面性がない。観念的である。 二 宮本百合子は、ごうまんで天狗になっている。現代....
孫悟空の雲」より 著者:宮本百合子
学は文学の側から自身の独自性のうちにより人間らしい政治性を豊富に発育させ、政治の多面性を証拠だてても行かなければならない。それは作家の資格においてこそわたしたち....
アインシュタインの教育観」より 著者:寺田寅彦
ずしも「人間」の先頭に立つものではない、強い性格者であり認識の促進者たるべき人の多面性は語学知識の広い事ではなくて、むしろそんなものの記憶のために偏頗に頭脳を使....