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夜の御殿
「夜の御殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
位の低い更衣たちはまして嫉妬《しっと》の焔《ほのお》を燃やさないわけもなかった。
夜の御殿《おとど》の宿直所《とのいどころ》から退《さが》る朝、続いてその人ばかり....
「「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
てその静かで淋しい事はいたいたしいほどである。君は小督の事に思い沈ませられて昼は
夜の御殿に許り居らっしゃって夜は南殿にお出ましになって月の光に御心をすませていら....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の晩餐になる。 それが終ると、席はまた清涼の昼の御座へ移された。――なおまだ、
夜の御殿へお入りないのは、一たん休息に退がった公卿たちが、ふたたび御前にまかるは....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
なったと大膳寮ではいっている。 ――ここ、あらゆる行事や行幸も見あわせられて、
夜の御殿も、昼の御座も、清涼殿いったいは巨大な氷室と異らなかった。いまも、かすか....