夜の衾[語句情報] » 夜の衾

「夜の衾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夜の衾の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
狂乱」より 著者:近松秋江
こともあったが、一度も途中で出会わなかった。 その内にも秋は次第に闌けて旅寝の夜の衾を洩れる風が冷たく身にしむようになってくるにつれて、いつになったら、果てし....
死者の書」より 著者:折口信夫
でくくりあわせれば、昼は衣になりましょう。紐を解き敷いて、折り返し被れは、やがて夜の衾にもなりまする。天竺の行人たちの著る僧伽梨と言うのが、其でおざりまする。早....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
。なんだ莚の一枚ぐらい――」 「一枚の莚でも、旅人の身にとれば、雨をしのいだり、夜の衾になる大事な物だ。返せ」 「返してもいいが、いい方が癪に触るから返さねえ。....