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「夜も日も明けない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夜も日も明けないの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
も石臼、坐るにも石臼、人を度《ど》するにも石臼、法を説くにも石臼、石臼でなければ夜も日も明けない……」 この時、突然聴衆の中から、 「石臼とならばドコまでも、....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
らつ》なまねをしたりするのは、大嫌いなんだが、それだのに父親はあの男でなければ、夜も日も明けないありさまだ!』それは全く事実であった。イワンは父親に対して明らか....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
ら面白い。 のんきな話もあったもの。 が、今では主人の玄鶯院が新坊でなくては夜も日も明けないありさまで、夜中に咳《せき》の一つもしようものなら守人と平兵衛を....
親ごころ」より 著者:秋田滋
たので、ジャンという名をつけた。眼のなかへ入れても痛くない、子供の顔を見ないでは夜も日も明けないと云う可愛がり方。そして、車大工とその女房は、交わるがわるその一....
雷同性に富む現代女流画家」より 著者:上村松園
第二回第三回と美人画が出れば、その後の婦人の絵かきは誰れも彼れも美人画でなければ夜も日も明けないように思っているのであります。皆が皆女は美人画が好きだということ....
小説 円朝」より 著者:正岡容
つ近く。すぐ例の酒が始まってそれなりけりとなってしまった。 次の日も「梅暦」で夜も日も明けないらしかった。お神さんにもすすめていっしょに読ませているらしく、昼....
四十年前」より 著者:内田魯庵
平凡過ぎる。官僚も民間も皆老衰してしまった。政治界でも実業界でも爺さんでなければ夜も日も明けない老人万能で、眼前の安楽や一日の苟安を貪る事無かれ主義に腰を叩いて....