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夜光の璧
「夜光の璧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜光の璧の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
い》と五彩の軒に懸けて、自《みずから》と引き掛《かか》る男を待つ。引き掛った男は
夜光の璧《たま》を迷宮に尋ねて、紫に輝やく糸の十字万字に、魂を逆《さかしま》にし....
「日本男子論」より 著者:福沢諭吉
身の尊《たっと》きこと玉璧《ぎょくへき》もただならず、これを犯さるるは、あたかも
夜光の璧《たま》に瑕瑾《きず》を生ずるが如き心地して、片時も注意を怠《おこた》る....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
くりょう。 ムム親方と十兵衛とは相撲にならぬ身分の差い、のっそり相手に争っては
夜光の璧を小礫に擲つけるようなものなれば、腹は十分立たれても分別強く堪えて堪えて....