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夜凪
「夜凪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜凪の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
きに人をもって雑鬧してきた。船頭|絞りの水襦袢をつけて帆役や荷方、水夫や楫主が、
夜凪をのぞんでめいめいの部署に小気味よくクルクルと活躍しだす一方には、手形を持っ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
港だった。 知夫の港である。 湾はその内そとに、小れ島の島影をいくつも重ね、
夜凪のゆるい波が浦曲形に白かった。そしてさっきから渚に待機していた人影もみな黙り....