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夜叉王
「夜叉王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜叉王の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
し事ありける間この宿所を頼みてゐたりける。年来《としごろ》になりければ平塚の宿に
夜叉王《やしゃおう》といふ傾城《けいせい》のもとへ通ひて女子一人設けたり寅の年の....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
うと、棚いっぱいに飾ってある人形はみな無難であるらしかったが、ただ一つ博多人形の
夜叉王がうつ向きに倒れて、その首が悼ましく砕けて落ちているのがわたしの心を寂しく....
「修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
、観来たって一種の詩趣をおぼゆ。当時を追懐してこの稿成る。) 登場人物 面作師
夜叉王 夜叉王の娘 かつら 同 かえで かえでの婿 春彦 源左金吾頼家 ....
「長彦と丸彦」より 著者:豊島与志雄
「そうだ。おまえはなにものだ」と、丸彦はいいました。 「おれは、鞍馬《くらま》の
夜叉王《やしゃおう》だ」 そして、ふたりはしばらくにらみあっていましたが、夜叉....
「火に追われて」より 著者:岡本綺堂
窺うと、棚一ぱいに飾ってある人形はみな無難であるらしかったが、ただ一つ博多人形の
夜叉王がうつ向きに倒れて、その首が悼ましく砕けて落ちているのがわたしの心を寂しく....
「修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
誰も知っていることですが、この脚本に現われたる事実は全部嘘です。第一に、主人公の
夜叉王という人物からして作者が勝手に作り設けたのです。 一昨々年の九月、修禅寺....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
を呼びて、連日満員。 ○五月、明治座にて岡本綺堂作「修禅寺物語」を初演、左団次の
夜叉王、好評。 ○五月、帝国劇場にて初めて女優劇を興行。主なる女優は森律子、村田....