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夜天
「夜天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜天の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
しいが、汚《けが》れた金を以《もっ》て金持と云われても詰らん、あゝ清貧と云えば昨
夜天神の前でお前が癪の起った時、御介抱なすって下すった御仁は御親切な方だなア」 ....
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
そぞろに寒心せしめたりき。銀貨一片に※目《とうもく》せし乗り合いよ、君らをして今
夜天神橋上の壮語を聞かしめなば、肝胆たちまち破れて、血は耳に迸出《ほとばし》らん....
「世相」より 著者:織田作之助
た女は、やがて彼女を自分のものにしようとするルンペン達の争いに惹き込まれて、ある
夜天王寺公園の草叢の中で、下腹部を斬り取られたままで死んでいる。警察では直ちに捜....
「足迹」より 著者:徳田秋声
いう約束だったじゃありませんか。」と、少し強いような調子で言った。 この前にも
夜天神を散歩している時、お増は浮いた調子で磯野に歌を謳って聞かせたり、暗いところ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を請ひ、府下の模様を内通致し、剰《あまつさ》へ婦人を貪り候段、不届至極につき、一
夜天誅を加へ両国橋上に梟《さら》し候所、何者の仕業に候|哉《や》、取片附け候段、....
「西瓜」より 著者:永井荷風
何やら物急《ものせわ》しく聞きなされる薄暮の心持は、何に譬《たと》えよう。 深
夜天井裏を鼠の走り廻るおそろしい物音に驚かされ、立って窓の戸を明けると、外は昼の....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
の北天に旭日を懸け、その光気の海水に映射する光景は、言亡慮絶の妙趣を実現せり。終
夜天明らかにして、一点の星光を認めざるは前夕のごとし。 二十六日、快晴。朝来、....
「三国志」より 著者:吉川英治
へ起たれてしまった。 華※参内して麒麟、鳳凰の奇瑞を説いたり、また、 「臣ら、
夜天文を観るに、炎漢の気すでに衰え、帝星光をひそめ、魏王の乾象、それに反して、天....