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夜席
「夜席〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜席の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
様もないあわれなものの打ちよせて来た感じに受けとっている自分を思うと、実際、あの
夜席のときの舞妓のごとく、今は金扇をひろげてひとさし彼も舞いたくなってくるのだっ....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
門で、江戸時代から明治の初期までは講釈場と呼ばれていたのである。寄席は原則として
夜席、すなわち午後六時頃から開演するのを例としていたが、下町には正午から開演する....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
風な庭とをもったいろものの寄席があった。――新石町の立花なんぞは、そういっても、
夜席より、昼間がよかった。あのだだ長く薄暗い寄席の片すみ、万惣《まんそう》の果物....
「初看板」より 著者:正岡容
匠の門人となり、柳家小三治を名のりました。すると小三治になってまもなく、その頃の
夜席はひと晩十人くらいしか出ませんで、したがってひとりが三十分くらいずつ演ったも....