夜殿[語句情報] »
夜殿
「夜殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
に取りまかれてこの江戸の下屋敷へ送られて、そこで、ほかの多くの妾てかけとともに日
夜殿の玩弄に身を任せなければならないことになったが――その、山を下りる時、かすか....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
狼藉者は、貴方様の御舎弟源次郎様とお國さんと、疾うから密通してお出でになって、昨
夜殿様を殺し、金子衣類を窃取り、何処ともなく逃げました」 と聞いて源之進は大い....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
をつけているとやがて、降《ふ》ってわいた大変ごとというべきは、むすめのお艶がある
夜殿様の源十郎にさらわれて来て奥の納戸《なんど》へとじこめられた。
それを、親....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
行こうとするのへ、「珠太郎殿」と声をかけて、我輩はそっちへ寄って行った。 「お小
夜殿と相談がまとまりましたかな」 珠太郎は黙ってうな垂れてしまった。 「浜の方....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
やがて、ぼうと灯がついて、あたりへ燻んだ灯影が流れてきた。 「お入りなされ、お十
夜殿」 いよいよいけない。足許を見透している。 孫兵衛も、こいつは少し苦手な....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
生の力をぶち込むものにはなりませんぞ。うふふふふ……ウソとお考えなさるなら、お十
夜殿、アイヤ周馬先生、ど、ど、堂島へ出て、万金を賭して相場をやってごらんなさい。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
った。 「どなたさまか、まだこの内においででございますな」 廊の外で声がした。
夜殿の諸所を戸じまりに廻る六位ノ蔵人と舎人のようであった。 それをしおに、尊氏....