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「夜深し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夜深しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
時になるヨ、鍋の寐言を言うのも無理はない、サアサア寝ましょう寝ましょう、あんまり夜深しをするとまた翌日《あした》の朝がつらい。それじゃア文さん、先刻《さっき》の....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
、手を当てる、とべとりとして粘る。嗅いでみると、いや、貴僧、悪甘い匂と言ったら。夜深しに汗ばんで、蒸々して、咽喉の乾いた処へ、その匂い。血腥いより堪りかねて、縁....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
の手料理で元日の朝を迎えたと云う訳だ。 昨晩の大晦日《おおみそか》には可なりの夜深しをしたものだから、朝起きたのは六時であった。炉へ火をたきつけて自在へ旧式の....