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夜窓
「夜窓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜窓の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
ある本屋の店先を覗いて見ますと、その頃評判の高かった風俗画報と申す雑誌が五六冊、
夜窓鬼談《やそうきだん》や月耕漫画《げっこうまんが》などと一しょに、石版刷の表紙....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
としたのだ。また虎が人を病ましむる事も『淵鑑類函』に出づ。清源の陳褒別業に隠居し
夜窓に臨んで坐す、窓外は広野だ、たちまち人馬の声あり、屹《きっ》と見ると一婦人虎....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
邸の宅地まで来ると消えてしまったという記事です。私はハッと思いました。それでは昨
夜窓に映った銀色をしたあの光は、さては怪獣の光だったのかと……。 『あなたは昨夜....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
きるような気がいたします。 星坐表を語って下さってありがとうございました。一昨
夜窓を開けて星を眺めました。月が明るいために星の位置ははっきりわかりませんでした....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
たれる。今宵の十五夜の月は鏡のごとくはえて、人の紫藤の下にいるのが見える。) 一
夜窓前坐、知吾在香。 (一
夜窓の前に座して、自分が異郷にいることをしみじみと思う....