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夜見世
「夜見世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜見世の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
外《おもて》へ出た時には、厄落《やくおと》しでもしたような心地がした。 両側の
夜見世《よみせ》を窺《のぞ》きながら、文三がブラブラと神保町《じんぼうちょう》の....
「ある女の生涯」より 著者:島崎藤村
。さんざん飽きるほど乗って、やがて俥はある坂道の下にかかった。知らない町の燈火は
夜見世でもあるように幌の外にかがやいた。俥に近く通り過ぎる人の影もあった。おげん....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
っては、日が暮れてから滅多に銀座や浅草まで出かけるわけには行かない。まずは近所の
夜見世か縁日ぐらいを散歩するにとどまっていた。その人々に取っては、寄席が唯一の保....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
んざアありゃアしません。もっともないことはない、いつぞや小勝《わたくし》が牛込の
夜見世を素見《ひやか》したら、あッたから見ると、団扇は団扇だが渋団扇でげす、落語....