夜話[語句情報] » 夜話

「夜話〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夜話の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔術」より 著者:芥川竜之介
て、 「ジンなどという精霊があると思ったのは、もう何百年も昔のことです。アラビヤ夜話《やわ》の時代のこととでも言いましょうか。私がハッサン・カンから学んだ魔術は....
箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
ってさわがしく聞えた。 明けても暮れても母子さし向いのこの一家では、別に新しい夜話の種もなかった。二人は黙って別々に自分の思うことを考えていた。若い十吉はお米....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
だ生きている。小幡は維新後に官吏になって今は相当の地位にのぼっている。わたしが今夜話したことは誰にも吹聴しない方がいいぞ」と、Kのおじさんは話の終りにこう付け加....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
っとここを立去ってしまうであろうと察したからである。 それでも唯一度、なにかの夜話のついでに、平助は彼に訊いたことがあった。 「お前さんはかたき討かえ。」 ....
東京要塞」より 著者:海野十三
よ。はっくしょい」 警官隊は、ぞろぞろと引上げていった。どこまでも奇妙な築地|夜話であった。 秘密工事 「わしんとこの吉が御厄介になっとりますそうで、―....
神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
―― ――それが、何と、明い月夜よ。明神様もけなりがッつろと、二十三夜の月待の夜話に、森へ下弦の月がかかるのを見て饒舌った。不埒を働いてから十五年。四十を越え....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
ともなしに、狸尼の名をかぶせられてしまって、雪の深いその年の冬にも、炉のほとりの夜話にその名がしばしば繰り返された。 足かけ四月ほども未決囚として繋がれていた....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
、こいつは私の失敗でした」 こう云ってニヤリと苦笑した。 第四回 上海夜話 十七 上海、英租界の大道路、南京路の中央のイングランド旅....
女侠伝」より 著者:岡本綺堂
て立去った――と、ここまでの事しか土地の者も知らないらしく、今でもその噂が炉畔の夜話に残っているそうだが、さてその後談だ。それから李香はやはり包孝粛を売物にして....
役者の一生」より 著者:折口信夫
るから、よい書物の筈である。此には「演芸画報」に載った源之助晩年の芸談なる「青岳夜話」を其儘載せてある。これには又、彼の写真として意味のあるのを相当に択んで出し....
怪談劇」より 著者:岡本綺堂
怪談劇はトテモむずかしい。 (昭和三十一年二月、青蛙房刊『綺堂劇談』所収「甲字楼夜話」より)....
小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
(大正一四・二・演芸画報) (昭和三十一年二月、青蛙房刊『綺堂劇談』所収「甲字楼夜話」より)....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
字に斉しい。世をいつわらざるものだ、と信ずるからである、と云うのである。 (――夜話の唯今なども、玄関の方には件のヘルメットと、大洋傘があるかも知れない。) ....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
民ことごとく憑き物系統だと見られているが如きはよくよくの場合である。もっとも雪窓夜話にも、中国の或る村々は一村ことごとく犬神持だとある様に、他にもそんな例がまん....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
レタアそのままの椴松の繊維で、薄ぐろく、盛り高く、一杯に満ち溢れていた。阿剌比亜夜話の魔法にかかった王子や王女たちの羊の、一千匹も捕えて来て、それらの胃袋を断ち....