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「夜郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夜郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
。楊用脩の継室黄氏夫に寄する詩に、〈相聞空しく刀環の約あり、何《いつ》の日か金鶏夜郎に下らん〉、李廓の鶏鳴曲に、〈星稀に月没して五更に入る、膠々《こうこう》角々....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
み》も活躍致すべく候へば、自今、馬を描くに於ては、敢《あ》へて江都王に譲らざるの夜郎を贏《か》ち得たることにのみ御一笑下され度候――(後略)」 右の如くにし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
対しても、或いは家茂《いえもち》がと呼び、慶喜《よしのぶ》がと呼んでいる。それが夜郎自大《やろうじだい》でするような、衒気《てらいげ》にも、高慢にも響かないで、....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
いいとして、おれは斯ういう世間に通った名前も、呼び捨てに出来るのだという、卑しい夜郎自大の見えから、そう呼ばなくてもいい場合に、閑山閑山と云っては鼻にかけるとい....
鴉片を喫む美少年」より 著者:国枝史郎
詠ったっけ。―― 楊花落尽子規啼。 聞道竜標過五渓。 我寄愁心与明月。 随風直到夜郎西。 詩人王維も詠ったっけ。―― 花外江頭坐不帰。 水晶宮殿転霏微。 桃花....
岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
、武勲赫々たる郭子儀などは、その最たるものであった。 そこで李白は死を許され、夜郎へ流されることになった。 道々洞庭や三峡や、巫山などで悠遊した。 李白は....