夜間[語句情報] »
夜間
「夜間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜間の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
も空気が悪いといわれるダーク・ステージの塵埃の中である。そこで会社の命ずるままに
夜間撮影をやり、徹夜の強行撮影をやり、ぶっとおしに翌日の夜まで働いて、へとへとに....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
報解除となる。一回は南方に焼夷弾を落としていった。敵の戦意も相当のものじゃ。 ◯
夜間の空襲はせいぜい一時間でケリがついたのが、一昨日から敵は三回つづけてきて三時....
「海底大陸」より 著者:海野十三
サー卿がいった。 「いや、本船はもっと遠方まで見える装置をもっています。昼間でも
夜間でも、器械だけが本船の進路にあたる海面をにらんでいるのです。もしその方向にあ....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
で死んだが、おれは、いつの間にか、その先生の服を持っていたんだ。おれは飛行機を、
夜間着陸させるのに苦しんだが、遂に飛行場が見つからず、その後は憶えていない。それ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
の星モロー彗星は、日ごとに大きくなり、光力を強めていった。
もうそのころには、
夜間だけではなく白昼でさえも、モロー彗星が空に浮かんで見えるのだった。
夜にな....
「怪塔王」より 著者:海野十三
塔の外の景色が思いのままに壁にうつるのでありました。 昼間だけではありません。
夜間でもはっきりうつります。テレビジョン器械は、人間の眼よりもはるかに感じがする....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。そして元来た方へ急足で引返していった。 迫り来る敵機 大胆にも飛行島の
夜間偵察をおえた柳下航空兵曹長は、艦載機一号を操縦して暗の中を東へ東へとびつつあ....
「恒藤恭氏」より 著者:芥川竜之介
かもその謹厳なる事は一言一行の末にも及びたりき。例えば恒藤は寮雨をせず。寮雨とは
夜間寄宿舎の窓より、勝手に小便を垂れ流す事なり。僕は時と場合とに応じ、寮雨位辞す....
「鴨の喜劇」より 著者:井上紅梅
夏が去ったかと思うとすぐに冬が始まる。 ある日、すなわちこの冬の末、夏の初めの
夜間であった。わたしはたまたま暇を得たのでエロシンコ君を訪問した。彼はずっと仲密....
「妖怪学」より 著者:井上円了
りて、内外相合してこの一身を成立するを義とし、昼間は二種の我相合して作用を現し、
夜間はその一種出でて野外に遊ぶ。これ、夢の起こる原因となす。この重我説ようやく発....
「妖怪談」より 著者:井上円了
るべきである。しかるに、われわれさめたるとき夢みざるは、なにゆえなるか。例えば、
夜間、爛たる星の光の無数なるを見るけれども、ひとたび太陽が昇ってからは、一つだに....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
るを例とす。ただし、貧なるものは数日間の旅費を弁ずることあたわざれば、あるいは一
夜間の旅行、あるいは一日間の旅行をなすものあり。例えば、朝より家を出でて同所の公....
「西航日録」より 著者:井上円了
よそ百マイルにして、カルカッタ府に通ず。この運河の間は、船行はなはだ困難にして、
夜間はみな停船す。岸上に兵営あり、砲門ありて、河上を警戒するもののごとし。 十....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
くという。一船は一家にして、父子同棲するも、子長ずれば別に船を設けて分家せしむ。
夜間は岸辺に集まるも、昼間は集散常なし。これを遠望するに、無数の木葉の江上にうか....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
敵を撃滅するに決心し、僅少なる部隊をサボナに止めてボルトリの敵に対せしめ、主力は
夜間ただちに行動を起して敵の側背に迫る如き部署をした。この決心処置は迅速果敢しか....