夜間部[語句情報] »
夜間部
「夜間部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜間部の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「花火」より 著者:太宰治
交友ほど滑稽で、無意味なものも珍しいのである。杉浦透馬は、苦学生である。T大学の
夜間部にかよっていた。マルキシストである。実際かどうか、それは、わからぬが、とに....
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
ないはずだ。 その男――北山正雄は大阪のある銀行の下級行員であった。商業学校の
夜間部を出ると、出納係に雇われたが、間もなく応召し、五年の後復員して来たが、その....
「夢と人生」より 著者:原民喜
れているのだった。 僕はX大学の図書館の書庫のことは書いておきたい。この学校の
夜間部の教師の口にありついた僕は餓じい体を鞭打ちながら、いつも小さな箱のなかから....
「旅への誘い」より 著者:織田作之助
た。 妹の学資は随分の額だのに、洋裁学院でくれる給料はお話にならぬくらい尠く、
夜間部の授業を受け持ってみても追っつかなかった。朝、昼、晩の三部教授の受持の時間....