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夜頃
「夜頃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜頃の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ないのでございました。 そうする中にも、女の方では、雨にも風にもめげないで、初
夜頃になると必らず願掛けにまいり、熱誠をこめて、早く子供を授けていただきたいとせ....
「盗難」より 著者:宮本百合子
それに続いて、私も何だか後頭部が重くて堪えられないと云うものが沢山出て来て、
夜頃には家中の者が渋い顔をして、 「どうもこれはただじゃあない。 と云い合っ....
「女の出る蚊帳」より 著者:田中貢太郎
のが、古著屋からであろう、蚊帳を買って来て、それを釣って寝たところで、その夜の半
夜頃、枕頭へ女の姿があらわれた。それは白地に覇王樹のような型を置いた浴衣を著て、....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
―いつか朧な月が、多宝塔の水煙のあたりにさし昇っていた。行きずりの人でも人恋しい
夜頃ではあるし、権之助は、去り難てな心地になって、 「おふた方には、この上の山や....