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夢の告げ
「夢の告げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夢の告げの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の底から抜け出して来たらしく思われてならなかった。それが普通の人間ならば、いかに
夢の告げがあったからといって、人の家の魚をただ取ってゆくという法はない。それに対....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
毛に付いた血を拭《ぬぐ》いやり放ったという(『書紀』一九)。この人は殷の伝説同様
夢の告げで欽明天皇に抜擢せられ、その財政を司って大いに饒富《じょうふ》を致した賢....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
遺往生伝』中に、浄蔵大法師を謗《そし》った者その日より一切の物を鼠に食わる。本尊
夢の告げに予《かね》てより薬師の十二神将が浄蔵を護る、その日の宿直が子の神だった....
「源氏物語」より 著者:紫式部
て待っていますと、たいへんな雨風でしょう、そして雷でしょう、支那《しな》などでも
夢の告げを信じてそれで国難を救うことができたりした例もあるのですから、こちら様で....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
い花の咲く蔓草の下で、子供に救われて天へ還れると夢を思い出したが、果してそこには
夢の告げの如く、夕顔の花が白く咲いていたというのである。 こういう一つ一つの例....