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夢判断
「夢判断〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夢判断の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
言者としてだいじに取り扱われもした。西洋でも同様であったらしい。しかしいわゆる「
夢判断」はフロイドの多年の研究によって今までとはちがった意味をもって甦生《そせい....
「マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
リッパーの扣金《とめがね》、真鍮の扉のハンドル、ステッキについている骨製の頭、「
夢判断の神籤」その他の、つまり屑が沢山つまっているのであった。 「私が屑拾いや骨....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
けている左眼の中に入れた――とあるのだよ。所で、僕はフロイトじゃないが、早速この
夢判断をする事にした。実にそれが、胎龍の歪められて行く心理を、正確に描写してある....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
のごとくそれに通じているわけでもないが……。
当節《とうせつ》流行《はやり》の
夢判断。
それによると。
月の水に映る夢は、諸事《しょじ》早く見切るべし。
....
「浅間山麓より」より 著者:寺田寅彦
。再び眠りに落ちてうとうとしながら、古い昔に死んだ故郷の人の夢を見た。フロイドの
夢判断に拠るまでもなく、これは時鳥や水鶏が呼び出した夢であろう。 宿の庭の池に....
「KからQまで」より 著者:寺田寅彦
少しひど過ぎるが、しかしこの偶然な一と朝の経験から推して考えてみるとフロイドの「
夢判断」の学説も、そのことごとくが全くの故事付けではないかもしれないという気がし....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
り出した、不思議な神経を明らかにした。 「実を云いますと、これを手に入れたのは、
夢判断のおかげなのです。いつぞや『ニーベルンゲン譚詩』の中に、貴女は御自分の夢を....
「三国志」より 著者:吉川英治
つになく屈託顔しているので、どうしたのかと訊くと、かくかくの夢を見たというので、
夢判断をしてやって来たところだ」と答えた。 すると費※は、重ねて訊ねた。 「足....