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夢路を辿る
「夢路を辿る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夢路を辿るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
底の古御堂の狐格子の奥深く点れたもののごとく、思われた……か思ったのか、それとも
夢路を辿る峠から覗く景色か、つい他愛がなくなる。 処を、前に言った、(奥さん)....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
ろうかと思われた。九時、石造の堅き寝台に横たわった、が昼の労れで、ついうとうとと
夢路を辿る。 十六日前四時、目をこすりながら屋外に這い出して、東方を見ると、今....
「富籤」より 著者:神西清
る。そのうちに、その雑誌を顔の上に伏せてチョッキのボタンをはずし、うつらうつらと
夢路を辿る。…… 小春日和が過ぎると、曇った陰気な季節になる。夜昼の境目もなく....