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大乗仏教
「大乗仏教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大乗仏教の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
るということは、霊界に於て相通ずるものがあるから可能になったのだろうと思います。
大乗仏教は仏の説でないとて大乗経を軽視する人もありますが、大乗経典が仏説でないこ....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
経』の、この一節は、実にすばらしい巧みな表現といわざるを得ないのです。けだしわが
大乗仏教の原理は、この一句で、十分に尽きておるといってもよいくらいです。まことに....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
とになるのか。 新聞が伝える処によると、日本が日本独特の精神によって完成された
大乗仏教を提げて迷える世界人類の救済に乗り出すべく、国際仏教会というものが今度仏....
「岡本一平論」より 著者:岡本かの子
氏の無邪気な利己主義が、痛ましい程愛他的傾向になり初めました。 やがて、氏は
大乗仏教をも、味覚しました、茲にもまた、氏の歓喜的|飛躍の著るしさを見ました。そ....
「人生における離合について」より 著者:倉田百三
って、必ずしもすべての人に厳格な突きつめた身の処分を要すべきものではない。まして
大乗仏教のような深い見方をすれば、「凡聖逆謗ひとしく廻入すれば衆水海に入りて味一....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
を懐ろに、明治卅年の六月廿五日、神戸を発って印度のカルカッタに向った。 日本の
大乗仏教は支那から来たせいで、蔵経も梵語《サンスクリット》(古代印度語)の原典の....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
リス大使のサー・チャールス・エリオットがおった。この人はいま奈良に逗留して日本の
大乗仏教を研究しておりますが、ちょうど私が石山寺に行って調べていると、来山して黙....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
以来戯曲的構成を持った雄大な仏教経典を作り始めた。かくして仏教の中から溌剌として
大乗仏教が興り、華麗な芸術と深遠な哲理とを展開したのである。そうしてこの
大乗仏教....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
来たのである。今世界に仏教の行われて居る国は沢山あるけれども大抵小乗仏教である。
大乗仏教の行われて居るシナ、朝鮮およびネパールのごときは全く見るに足らない。ただ....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
日、彼は法華経を人から借りて読んだ。この経は仏教経典の中では王座を占めている経で
大乗仏教哲学思想の中枢になるものだと言われている。それほど宝になっている経典だか....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
小乗仏教)と言って、肉体も精神もみな罪悪の基として否定するやり方で、本当の仏教(
大乗仏教)からは、これを低級な仏教すなわち小乗仏教として嫌います。この方法では人....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
所行の問題はしばらく措き、いま菩薩と声聞との二つを並べて考えてみるに、平安朝頃の
大乗仏教では、牛に譬えた菩薩業を尊しとして奨励し、羊に譬えた小乗の声聞業を卑しと....
「獄中通信」より 著者:戸坂潤
切経三(般若二、華厳一)稲葉円成「聖徳太子」、佐々木月樵「親鸞上人伝」前田慧雲「
大乗仏教史論」、インブリー「拉太書註解」、論語、孫子等――嵐子は英語の勉強はお父....