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「大介〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大介の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
ある。循環する理論である。だから自信のあるものが勝ちである。拙宅の赤んぼさんは、大介という名前の由。小生旅行中に女房が勝手につけた名前で、小生の気に入らない名前....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
平太夫という人の名も出て来た。治承四年の八月に、八十九歳で衣笠城に自害した三浦|大介義明という人の名も出て来た。宝治元年の六月、前将軍|頼経を立てようとして事|....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
如くで、其他旗本から抜け出でて進み戦った岡左内、西村|左馬允《さまのすけ》、岡田大介、岡半七等、いずれも崛強《くっきょう》の者共で、其戦に功が有ったのだったが、....
織田信長」より 著者:坂口安吾
。四月から十月まで河に入りびたって水練は河童の域に達し、朝夕は馬の稽古、弓を市川大介に、鉄砲を橋本一巴に、兵法を平田三位に、これが日課で、外に角力と鷹狩は餓鬼大....
私本太平記」より 著者:吉川英治
られて行った。高時の兎耳も、赤く透いて、はりつめた神経を、ぴんとみせる。 千葉ノ大介、宇都宮三河守、小山政朝、武田伊豆ノ三郎、小笠原彦五郎、土岐|伯耆、芦名ノ判....
私本太平記」より 著者:吉川英治
先陣の道をひらいたぞ」 「これは大仏陸奥守の軍」 「小笠原彦九郎の一手」 「千葉大介の一勢」 「敵のやぐら下へせまって、ここの一高地をわが手におさめた。つづいて....
新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
い等は珍しからず。変ったものでは、鎧武者が本馬にのって、柵の中の土間の上で三浦の大介だとか、何だとかいって立廻りをしている芝居があったが私は荷作り場の番頭さんの....