大伴家持[語句情報] »
大伴家持
「大伴家持〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大伴家持の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
やく、新しい官人の生活に入り立って行った。 ことし、四十を二つ三つ越えたばかりの
大伴家持は、父|旅人の其年頃よりは、もっと優れた男ぶりであった。併し、世の中はも....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
であるが、憶良にはまた憶良的なものがあるから、後出の歌に就いて一言費す筈である。
大伴家持の歌に、「春花のうつろふまでに相見ねば月日|数みつつ妹待つらむぞ」(巻十....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ている処も女の実際にふれていて面白く思えました。もっともこの人の中流と云うのは、
大伴家持がそうであったように国守程度を指しているらしいけれども。清少とこの人との....
「あしびの花」より 著者:土田杏村
も有名なのは、天平宝字二年二月、式部大輔中臣清麻呂の宅で宴会のあつた時、来会者の
大伴家持らが目を山斎に属して作つた歌三首であるが、それは芸術的に見ても馬酔木の感....
「平泉紀行」より 著者:村山俊太郎
るのだ。 すめらぎのみ代栄えんと東なる みちのく山に黄金花咲く こう万葉詩人
大伴家持は詠んでいる。われらを待つみちのくの夢は寂しく、静かであるが、われらの結....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
も浮浪女の義で、「万葉集」には「遊行女婦」と書いてある。大宰帥大伴旅人や、越中守
大伴家持などと歌の贈答をしたという、名誉の遊行女婦がすでに奈良朝にあった。遊女と....