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「大元帥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大元帥の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
二人は、現に征清の役に従えるならずや。父中将は浪子が逗子に来たりしより間もなく、大元帥|纛下に扈従して広島におもむき、さらに遠く遼東に向かわんとす。せめて新橋ま....
三面一体の生活へ」より 著者:与謝野晶子
ら田中参謀次長らに由って唱えられる国民皆兵主義に呼応されるのは奇体だと思います。大元帥を兼ねさせられた明治天皇の御製を拝見しても、世界人類を一視同仁の中に包容し....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
ったからして、一同に伝える」艦長は無線電信を記した紙片をうやうやしく押戴いて、「大元帥陛下には、只今、×国に対して宣戦の詔勅を下し給うた」 ×国へ対して宣戦布....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、国宝の絵画彫刻でございまして、その絵画の数々あるうちに、ことに異彩を極めたのは大元帥明王《だいげんみょうおう》の大画像でございます、大元帥《だいげんすい》と書....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
、本当に党中央を批判し審判しうるのはコミンフォルムだからだ。もしくは、その又奥の大元帥だけだからだ。 日本共産党がどんなに巧妙な言辞を弄して、自分はコミンフォ....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
書かして下さい。」 柴田少佐は、泳ぎながら、天井へ黒々と刷毛をふるった。 「大元帥陛下万歳 帝国海軍万才 紅玉島一番槍 潜水カン八島 万ザイ。」 ....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
持っておった物などは常暁律師がシナに留学した時にシナ人弟子から受け取って還った。大元帥法という仏教の儀式は霊仙の教えた所である。霊仙はインドから来た般若三蔵の下....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
それだけの値打がなくてはならぬ。 己に刃向かって起って、帝だの、この国の主だの、大元帥だの、百官の司だのと、 僭称している非類は、 この手一つで死の国へ衝き落さ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、剣璽の捧持など、はや御立座に供奉して、おん出でましのように拝されますが、もし、大元帥の大君が、ここに、おわしまさずとなったら、あとの義貞以下、われら将士は、捨....