大八洲[語句情報] » 大八洲

「大八洲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大八洲の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
わずかに左の一編の長歌に寄せた。 八隅ししわが大君、かむながらおもほし召して、大八洲国の八十国、よりによりに観て巡らし、いちじろき神の社に、幣まつりをろがみま....
社会時評」より 著者:戸坂潤
ならぬものとなろう。それとも八つということに何か神話的な意味でもあるのだろうか。大八洲《おおやしま》とか「八マタノオロチ」とかとでも関係があるのだろうか。 察....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
双子に生む。(略)次に越洲を生む。次に大洲を生む。次に吉備子洲を生む。是に由りて大八洲国と曰ふ名は起れり。即ち対馬島、壱岐島及び処処の小島は皆潮沫の凝りて成れる....
雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
イングの歓喜の表現だと思って見ると、そう思えない事はない。 私は遠い神代のわが大八洲の国々の山や森が、こういう神秘的なビーイングによって棲まわれていたと想像し....
二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
できよう、と。 うらぶれ、痛めつけられた霊魂は、もう一度、瑞穂《みずほ》の国、大八洲にすわりこむか、その黄色い皮膚を漂白するか、それとも、惰性の波に消えるか。....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
近いニッポンに従うべきものであると思考せられる。 ヤマト或いは日本の外に、古く大八洲国、豊葦原瑞穂国、葦原中国、玉墻内国、細戈千足国、磯輸上秀真国、或いは虚見....