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大公
「大公〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大公の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
何故、豊後王|普蘭師司怙・休庵(大友宗麟)の花押を中にして、それを、フィレンツェ
大公国の市表章旗の一部が包んでいるのだろう。とにかく下の註釈を読んで見給え」
....
「聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
して見ると、内側の洋皮紙に――イワン・トドロイッチよりニコライ・ニコラエヴィッチ
大公に贈る――と認められてあった。それを肩越しに見て、一人の外事課員が驚いたよう....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
置かれ、バルコニイ近い豊かなソファに、軽い紗のアフタヌーンを被た夫人が、あだかも
大公妃のような態度で、彼女を待っていた。 新子は、準之助氏と一しょに散歩に出た....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
三個旅団を、それまでのケーブエス、ダンクル軍に合わせたのである。そして、オイゲン
大公指揮の下に、伊軍陣地を突破して、ヴェネチア平原に進入しようと企てたのであった....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
若者である。鶴見はすまぬとはおもいながら心の中で反撥した。 「これからね。多分|
大公孫樹の向うの、境内のはずれのところであったかと思うが、僕はいつぞや、観相の看....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
win(Charles.)一八〇九―一八八二。英国有名の博物学者。 タスカニイの
大公爵 Grand Duke of Tuscany. チンダル Tyndall.....
「猫と杓子について」より 著者:織田作之助
というものは猫でも杓子でもないのですから、世間の常識とか定説、オイソドックス、最
大公約数的な意見、公式、規格品、標準、権威――そういったものを、よしんばそれが世....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
妾は帝政時代の司令官の娘です」「妾は帝政時代の侍従長の娘です」「妾は帝政時代の某
大公の姪です」「妾は露西亜皇女タチアナ姫のお友達でした」などと。 宛にはならな....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
公爵の持家の一つに、その一階の居間に、四人の男女がいた。公爵その人と、ドミトリー
大公と、
大公の愛人の踊子のカロリと、右党の闘将ブリスケウィッチとであった。いずれ....
「夜の構図」より 著者:織田作之助
もっともらしい言葉や議論というものを好む傾向がある。当り前のことが好きなのだ。最
大公約数的なものが好きなのだ。誰が考えても、誰が言っても、そうなるという標語的な....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、岡田氏とともに車行して、約二十マイル離れたる某氏の牧畜場にいたる。その設備は一
大公園にして、植物園、動物園を兼設せるもののごとし。ここに無数の牛・羊・馬を畜養....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
もは考えております。(拍手)日本は戦争で迷惑をかけた国々とのあいだに平和を回復し
大公使を交換しています。しかるに満州事変いらい第二次世界戦争が終るまでいちばん迷....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
いずれ他日を期したい。この辺の地大部は江畑氏の所有で、同氏は近くこれを提供して一
大公園にしたいとの計画だと承った。 深沢君によって御案内を受けた江畑新之助君は....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
本質的な要求なのですが――少しずつ成長するものです。 (オーストリアのルードルフ
大公に) ※ 描写 die Beschreibung eines ....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
865, Wien. ルートヴィッヒ・リッター・フォン・ケッヒェル編『ルードルフ
大公に宛てたベートーヴェンの書簡原文八十三通』(一八六五年) 〔Alfred S....