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大分県
「大分県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大分県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ときてはこれまた立派な気狂《きちがい》である。次に眼を転じて真中を見ると真中には
大分県《おおいたけん》が宙返りをしている。伊藤博文でさえ逆か立ちをするくらいだか....
「九州の東海岸」より 著者:宮本百合子
がどこか相似ている。九州中を求めて歩いても、外に定める場所はなかりそうに思える。
大分県は私の見ただけのところでは小規模にちんまり安住しすぎ、鹿児島は明るく、人の....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
が恟々としていた。そのうち熊本城で賊を喰い止めたが、その与党が我県と海を隔ている
大分県にも蜂起して、今にも我県へ攻め来りそうになった。しかのみならず、県下でも、....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
させたのは、自分に「彦山山伏」という綽名があるのを知ったことだった。先生の郷里が
大分県の英彦山の附近であることはたしかだったし、また、前身が山伏だったとか、少く....
「母親に憑る霊」より 著者:田中貢太郎
近で全滅したが、悲壮極まるその戦闘で、名誉の戦死を遂げた小島勇次郎と云う軍曹は、
大分県大野郡東大野村の出身であった。 その勇士小島勇次郎が戦死してから半ヶ月ば....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
の如し」と書いてある。この紀行文は豊後別府の人森平太郎氏が昭和十四年に発行した『
大分県紀行文集』に収録せられているが、この紀行文へ対して後に入れた頭注を書いた福....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
られている。また信州〔長野県〕軽井沢の原にもあり、また遠く九州|豊後《ぶんご》〔
大分県〕の日田《ひた》地方にもあるといわれている。 宿根草《しゅっこんそう》で....
「破れわらじ」より 著者:三好十郎
、江湖《エコ》々々ちったっけ。いや、これほどデケエ川じゃなかったけどよ。そこい、
大分県の山奥から流れて来た筏がチョイチョイ着いて、そいつが年中、つないであった。....
「椎茸の話」より 著者:北大路魯山人
も古くなってはだめで、新しいものでなければいけない。 しかし、そうはいっても、
大分県あたりで採れる椎茸は実に見事で、日本一と叫んでもいいだろう。大分の椎茸は本....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
「筑紫の島」と呼びました。今はこれを七県に分ち、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、
大分県、宮崎県、鹿児島県とします。昔はこの島を、東海道や南海道に対して、西海道と....
「福沢諭吉」より 著者:高山毅
夏のはじめのある日の午後のことでした。 十二、三さいになる少年が、九州の中津(
大分県)の町を、むねをはってあるいていました。こしに大小の刀をさしているので、士....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
の結城を筆頭にして、ユフの産地を意味する地名は、国の東西に分布している。たとえば
大分県の別府温泉の西に聳え立った由布岳は、『豊後風土記』の逸文にも、ユフの採取地....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
がうという代りに正しい数をいい、「三本何本」と畳みかけて問う風は九州にもあるが、
大分県の方には最初から、 レイボン、何本 という妙な問いかたがあって、それを零本....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
神社 山門郡山川村…………………………………………………………………七霊社の姫神
大分県 東国東郡姫島村………………………………………………………………拍子水 速....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
の遠野地方などは千駄木、西のほうでは長崎県の下五島久賀島、佐賀県では厳木の山村、
大分県でも玖珠郡の村々などにこの雨乞いがあり、それをセンダキというのもあるが、こ....