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「大効〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大効の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
主義の今日は、人類歴史中最も緊張した時代であり、少々の無理があっても最短期間に最大効果を挙げようとする合宿時代である。 日本が最終戦争に於て必勝を期し得るとい....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
るのではなし、ホロリと一滴こぼしたところでそのため眼病になりもしない。一滴の涙が大効を奏し数度の戦いに心身を練った武田家の遺臣を傭うことが出来たら、こんなうまい....
読書法」より 著者:戸坂潤
われている。客観価値説でも主観価値説でもなく、又二つの折衷でもなくて、最小費用最大効用という経済の理想へ進むことから来る差額剰余の拡大が、価値の唯一の現実的な量....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、改めて蛇と邪視の関係を述べんに、前述のごとく蛇の画もて、鬼や妖巫の邪視を禦ぎ、大効あると同時に、蛇自身の眼にも、強い邪視力があると信ずる民多し。いわゆる蛇の魅....
十二支考」より 著者:南方熊楠
中の児に滋養分を給し流産を禦《ふせ》ぐと載す。乳を多くしたり流産を防ぐなど婦女に大効あるらしい。グベルナチスの『動物譚原』にいわく、豕はもっとも好婬な動物の一だ....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
の読書談論は、かえって傍観者の品格をもって、大いに他の実業家を警《いま》しむるの大効を奏するに足るべし。前にいえる林家及びその他の儒流、なお上りて徳川の初代にあ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
数えられた。しかるに近頃の研究で甲状腺は全く食物の中毒作用を防禦《ぼうぎょ》する大効能がある事を発見した。常に食物の消毒作用解毒作用をなして脳を保護する大忠臣だ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
も知らざるべからず。しかるに今の世は医師すら多く薬物療法に重きを置きて食物療法の大効あるを悟らざるなり。いわんや普通の素人《しろうと》は病人の食物に対して平生《....
三国志」より 著者:吉川英治
ない」 と、要心ぶかく考え、 「――苟安を成都へやって行わせた、わが計画はもう大効果を挙げている。その結果、かく孔明の召還となったものを、それ以上の慾を求むる....